里菜を睨むけど、彼女はつーんとして反省する気など全く感じられない。
私はついに観念した。
「わかったよ....ついてく」
「やったぁ!さっすがマルーっ」
なんて女だ。
中学時代からの付き合いじゃなければ、友達やめてたわ。冗談だけど。
チョコちゃんに「健闘を祈る」と見送られながら、私達は教室を出た。
*
「松原先輩、いますかぁー?」
里菜の猫撫で声とともに、私達は二年三組の教室へ来た。
松原先輩と汐見先輩は、同じクラスでよく一緒にいるらしい。
友達と話していた松原先輩が席を立って、ドアの近くへ来る。
だけど、教室に汐見先輩の姿はなかった。



