キミじゃなきゃダメなんだ



里菜を睨むけど、彼女はつーんとして反省する気など全く感じられない。

私はついに観念した。



「わかったよ....ついてく」

「やったぁ!さっすがマルーっ」



なんて女だ。

中学時代からの付き合いじゃなければ、友達やめてたわ。冗談だけど。



チョコちゃんに「健闘を祈る」と見送られながら、私達は教室を出た。







「松原先輩、いますかぁー?」



里菜の猫撫で声とともに、私達は二年三組の教室へ来た。


松原先輩と汐見先輩は、同じクラスでよく一緒にいるらしい。

友達と話していた松原先輩が席を立って、ドアの近くへ来る。

だけど、教室に汐見先輩の姿はなかった。