「.....どこにそんな要素があったの」
「なんか、このひと可愛いなって。好きだなって」
「......ふぅん。よくわかんない」
とか言いながら嬉しそう。
ほら可愛い。自覚ないんだろうなぁ。
たぶん一生わかってくれないんだろうけど、それはそれで可愛いからいいや。
私はなんだか嬉しくなってきて、もう一度「好きです」と言った。
そしたら、先輩が拗ねたような顔をする。
それがまた私を喜ばせる。
「....知ってるよ」
「先輩は?」
「好きだよ」
「えへへ。嬉しいです。大好きです」
「.........」
彼の不機嫌そうな目が、下の方をさ迷う。
そして、再び私を見る。
熱のこもった目と、目が合った。



