キミじゃなきゃダメなんだ



....ほんとにこれが、あのクールで有名な汐見先輩なのかな。


疑わしくなってきた。こわい。大丈夫かこのひと。本日二度目の心配だよ。



やっぱりこのひと、私の前だとちょっとへんになる。



先輩の好きなとこを考え込んでいたら、なにやら勘違いした先輩が、いぶかしむような視線を向けてきた。


「.....やっぱり、顔?」

「えっ!?い、いや、他にもありますよ!もちろん顔も好きですけど!今日も目の保養をありがとうございます!」

「..............」


複雑そうだ。

自分から訊いておいて。


でも、ちょっと嬉しそう。それを誤魔化そうと目をそらしてる。かわいい。面白い。


私は先輩に面食い疑惑がかけられてるけど、たぶん合ってるんだよね。もう否定はしません。


でも、先輩ほど顔がきれいなひとって滅多にいないし。


この先、先輩以外のイケメンが私に惚れてくれる可能性なんかゼロに等しいし、先輩が心配する必要は全くないんだけどな。


なんてことを考えていたら、大体先輩の好きなところを挙げ終わった。