キミじゃなきゃダメなんだ



「だ、大丈夫ですよ!引いてませんよ!」

「.......」

「じ、実際、知られててもそんなに不思議じゃありませんし。私、結構廊下で飲んだりとかしてましたしね!マナー違反ですけど!」


そう、それを先輩が何度か見かけただけの話だ。

なんらおかしなことはない!


必死に引いてませんよアピールをしたら、次第に先輩の顔色が戻ってきた。よ、よかった....。

ようやく先輩も飲み始めて、ひと安心だ。


「えーと、先輩は、何頼んだんですか?」

「...アイスコーヒー」

「あはは、先輩も似合うじゃないですかー」

「.....そう?」


なんか似合うよね。落ち着いた感じが。