キミじゃなきゃダメなんだ



そのときアナウンスが鳴って、カタカタとジェットコースターが動き始めた。


うぎゃあ、このタイミング!


ゆっくりと身体が傾くのを感じながら、話を続けた。


「....自覚はしてますけど、先輩を弄んでるとか、そういうつもりはありません」

「弄ばれてる気は僕もないよ。むしろ自覚しててくれてよかった」

「え、なんで」

「僕の気持ちがそれだけ君に伝わってるってことでしょ。君にお願いされたらたぶん僕は断れないし、なんでもすると思う」

「.........」


そ、れは。

愛の深さがヤバくないか。


なんでこのひと、こんなに私のこと好きなんだ。


自分の容姿とか性格とか色々と考えてみたけど、どうにもこの人にここまで愛される理由が見つからない。


納得がいかなくて思わず「なんで」と声が出た。


「先輩はそんなに私のこ...ギャアアアアア!!!」


いつのまにか頂上についていて、しゃべってる途中で一気に落ちた。

し、舌噛むかと思ったぁぁぁ!!