「う....か、可愛くないです。先輩の方が可愛いです」

「全然嬉しくないんだけど」

「もういいです!早く行きましょ!」


これ以上は無理だ。いたたまれない!


だって周りのひとが!

私たちの会話が聞こえてたっぽい女性たちが!見てます!!

『いいなぁ』って目で私を見てますからー!


早くも先輩の先制攻撃に狼狽えながら、私たちは駅を出た。