キミじゃなきゃダメなんだ



「別にメガネフェチとかではないんですけど、先輩のメガネは...なんかこう...とても...こう...最高だなと....」


いい感じの言葉を探してみたけど私の貧困なボキャブラリーでは最高の二文字しか出てこなかった。 ごめんなさい。


先輩はちょっとポカンとしていたけど、やっぱり照れた顔で「ふーん」と顔をそらした。かーわーいーいー。


先輩の可愛さに和んでいると、彼はそんな私をなんだか不満げな目で見下ろしてきた。


「....百合さぁ」

「はい」

「僕のことからかってるよね?」

「え!?」


からかってる!?

え!?そんなつもりは一切なかったんだけど!

あ、ダメだった?正直に褒めすぎた!?


「ごごごめんなさい!からかったつもりはないんですけど!先輩の可愛さに思わず!」

「は?」

「うわあ先輩怒ってる!でも貴重な機会!どうぞ怒って下さい!さぁ!」

「......むかつく」

「その調子!」


いいぞいいぞ!怒って!どうぞ怒って!

ハタから見たらイケメンに怒りを請う変態女なんだろうけど、この機会を逃すわけにはいかない。

先輩はきっと私への怒りを日々我慢しているはずだ。さあぶちまけよう!