キミじゃなきゃダメなんだ



「め、がね、かけるんですか」

「え?...あ、ああ。ちょうどコンタクト無くなっててさ。裸眼だとよく見えないから」


メガネである。

黒ブチメガネである!


思わずギャーと叫びたくなる。ちょっと待ってマジで最高。むり。どうしよう。コンタクト切れててくれてありがとう。


「そ、そう、なんですか....」

「...なにその反応。似合わないのはわかってるよ」


こんなに見惚れているというのに、先輩は勘違いしてムッとした顔をした。


「ち、ちちち違いますよ。逆です逆」

「逆?」

「似合ってますよ。ほんと、かっこいい」


最高。写真とりたい。

私が見惚れてガン見していたと気づいたのか、先輩の顔が赤くなった。


「....そう」

「はい。是非普段もかけてください」

「.....メガネ好きなの?」

「え?い、いえ。そういうわけじゃないんですけど...」


私にもよくわからないけど、先輩のメガネ姿は私のドストライクゾーンに入ってしまったようだ。