キミじゃなきゃダメなんだ




「しょ、しょーがないって...」

「先輩がやる気なら、リナたちは全力で応援するのみだよ。先輩がもし一位とりたいって思ってるんなら、マルは一位とってほしいって思って応援しなきゃ」


....そっか。

そう、だよな。


これが先輩の意地だっていうなら、私も全力で応援しよう。

私が先輩に頑張れっていったんだから、その頑張りを最後まで見届けるべきだよね。



「....先輩、一位とろうとしてるんだよね」



そう言うと、里菜とチョコちゃんが『マジで!?』という顔をした。


「あ、あの汐見先輩が....!?」

「あんなに帰りたいって言ってたのに.....マルの活躍に感化されたのかしら」

「あー、そうかもね」


そう、なのか?


「じゃあ、やっぱりあたしたちは全力で応援しなきゃじゃない?」


チョコちゃんが笑う。

私は「そうだね」と大きく頷いた。

その瞬間、スタートのピストルが鳴り響いた。