うう、緊張する。
アンカーのひとたちが座っている列に、汐見先輩の姿が見えた。
先輩、『一位をとったら』って言ってたけど...とれるのかな。
いや、先輩の足が速いのはわかってるんだよ?
でも先輩の他にも、足の速いひとがアンカーにいるらしいし。
この前先輩たちが言ってた、紅団の陸上部の人とか....
先輩たちの予想では、その人が一位だろうって。
汐見先輩、別に一位にこだわらなくていいのに。
確かに先輩が一位をとれば、白団は優勝できるけど。
先輩のお願いだったら、私、いくらだって聞いてあげるのに。
私にできることなら、なんでもするのに。
....先輩は、結構『格好』を気にするひとだもんな。
そこらへんが、関係してるのかも。



