キミじゃなきゃダメなんだ



不安に思いながら、先輩を見上げる。

彼は嬉しそうに笑って、私の頭を撫でた。


「ありがと。...じゃあ、頑張ってくるね」


手を離すと、彼はグラウンドの方へ歩いていく。

まだドキドキしてる心臓を抑えて、その後ろ姿を見た。



「...お、応援してますからね!」



先輩はやっぱり小さく笑って、ひらひらと手を振った。







「ほらマルっ、前行こう、前!」


里菜が私の手を引いて、生徒席の前につれていく。

コースの前には既に白団の応援団や出場するクラスの応援の人達がたくさん立っていて。

その中の、一年女子が集まっているところに並んだ。