「せ、先輩!先輩!得点!」

「ん?」

「逆転されてますよー!」


私の言葉に、先輩の眉間にまたもやシワが寄る。


午後の競技、あとはリレーを残すのみ。


私たち白団は、紅団に逆転されていた。