確かに嫌だよね。
たとえアンカーにバトンを渡すまでは一位でも、陸上部の足の速いひとが最後の最後で一位をかっさらっていったら....
私だったら落ち込む。
責任感じちゃうよ。
「だ....大丈夫ですよ汐見先輩。なんとかなりますよ」
「無理。休む.....」
「休まないで!元気出してください!」
ね!と笑いかける。
でも先輩の顔はやっぱり浮かなくて、うーんと首を捻った。
このままだと先輩、本気で休みかねない。
不本意にもアンカーになっちゃったのは可哀想だけど....正直私も、体育祭で頑張る汐見先輩を見てみたかったりして。
だって、せっかく足速いのにもったいないし。
別に負けたっていいんですよ。
みんな、『頑張ってるひと』を応援したいって思うんだから。



