キミじゃなきゃダメなんだ



鞄から携帯を取り出したチョコちゃんが、やっぱりボソッと言った。


「あたしと里菜は、特に何もしてないけどね」

「そ、そーだけどぉ!てゆーか、それはいつものことでしょ!」

「開き直らないの」


ふたりはそう言うけど、いつも私が自由に行動できるのは、ふたりがいるからこそだ。



「....あのさ。勝手に動いちゃって、ごめん。もしかしたら、あの女子たち、すごい怒ってるかも」



私と仲が良い里菜とチョコちゃんにも、何かあったら嫌だなぁ。


そう言うと、ふたりはあからさまに不本意だという顔をした。



「何いってんの。今さらでしょ」

「そーだよー。もうねぇ、リナとチョコちゃんは、慣れっこなんだから」



ね!と里菜が首を傾げると、当たり前だと言わんばかりにチョコちゃんも頷いた。