キミじゃなきゃダメなんだ



まだ残っている他のクラスメイトたちも、気の毒そうに彼女を見て、けれど目をそらす。

.....その様子にもまた、腹が立った。



本田さんは今度こそ何も言えなくなって、呆然としている。

そんな彼女に構うことなく、女子たちは嫌な笑顔を浮かべながら、その場を去ろうとした。


「できたら、明日朝イチでちょうだいね。じゃあ、よろしく~」


....私は気づけば、口を開いていた。



「...ちょっと。それはさすがにないんじゃない」



私の声に、女子たちの足が止まった。


後ろで、里菜とチョコちゃんが小さく笑う。


私は女子たちを軽く睨むように見て、本田さんのもとへ行った。


本田さんはびっくりした顔をして、私を見上げる。


引き止められた女子たちは、一瞬にして機嫌を損ねた。