「...ちょっくら、行って来ます」
「気を付けなさいね」
「ほい」
もう慣れた足で先輩方のところへ行く。
他のクラスメイトたちはなんだなんだとこっちを見てるけど、気にしない。
今はそれより、目の前の女子の視線の方が怖い。
...二日前に来た人達は、違う先輩方だ。
「....ちょっと、話があるんだけど」
「はい」
「着いてきて」
「はい」
一応相手は先輩だから、とりあえず応じる。
話の内容はもうわかりきってるから、余計なことは考えずについていった。
....はぁ。ほんとに先輩と付き合い始めたら、一体私はどうなってしまうんだろう。



