『何故、その結論に至ったの?』


と、チョコちゃんが真顔で問い詰めてきたときは怖かった。

北国の山の中で氷の女王に睨まれた気分だった。たぶん半分くらい合ってる。


里菜にはもはや『マルちゃんやばーい。ホントに同じ人間か疑う~』とちょっと笑えないことを笑いながら言われたのだった。


お弁当のたこさんウインナーを食べながら、難しい顔をしたチョコちゃんを見る。

ふいに目が合うと、ハァ、とため息をつかれた。うう....。



「....勉強教えてもらって、一緒に帰って?向こうはあんたのこと好きで。....付き合わない方がおかしくない?」



チョコちゃんの言葉に、里菜がうんうんと頷く。