「…おまーーキーンコーンカーンコーン…


タイミングよく予鈴が翔太の言葉を遮った。

チッと舌打ちしてから
ヤツは諦めた様子で席にもどる。





はぁ、やっといなくなった。



あー女子の視線がこわった〜。

まったく、近くに来ないでよね、勘違いされて私が痛い目にあうんだから。



それに、新しい友達できなくなっちゃうじゃん!





私は周りを見渡した。