「はぁ?あんたが準備遅いからでしょ。あと一緒に登校なんてしたら被害にあうわ」




「なんだとー!」





私の名前は



泉川 桃




翔太とは親同士が友達で、小さい頃からの腐れ縁だ。




「お前ほんとかわいげねーな」



口悪いし、ほんといいのは外見だけね、まったく。




「へいへい失礼しました王子様〜」



私はそのまま突っ伏して答えた。

「なっ…」



ヤツが赤くなってることも知らずに。





どーせ私はかわいげなんてないですよーだ。