「…泣くな。…大丈夫だ。…全部話せば楽になる。」


それでも暫くは涙が止まってくれなかった。


「…ほら、飲め。」


部屋の冷蔵庫に入ってるミネラルウォーターを渡された。

有り難く受け取り、飲む。


ベッドに座ってる私の隣に来た蓮祐。

少し恥ずかしくて、蓮祐が居ない方に顔を向けて飲んだ。


「…今さらだろ?」


分かったのかそう言って笑う蓮祐の胸を軽く叩いた。


「馬鹿!」


多分、いや、絶対顔は赤い。

「…で、何があった?」


言って良いものかって一瞬悩んだけど、自分には手に終えなかったから、蓮祐に全部を話した。