唇を噛み締めて、その場から去った。

悔しくてたまらない。

お金はあって良かった。
カードも現金もある。

大我に連絡しよう!

って考えて、辞めた。

だって、紗柚奈ちゃんと舞邪を失ってまで大我の側には居たくない

って言うか居られない。

紗柚奈ちゃんから2度も幸せを奪う事なんて出来ない…


「とりあえず、ホテルに泊まろう。」


ホテルまで歩いた。
タクシーを使えば早く着く。
けど、これからどうするか考えなくちゃいけなかったから、歩きながらゆっくり考えた。