マンションの1階。

郵便入ってるかな?

そう思って郵便受けの鍵のリダイアルを回す。


「ん?架瑞から手紙だ。」


宛先は私。
なんで大我じゃないのかなぁ皆。

エレベーターに向かってゆっくり歩いて行くと


「あら?この間の…。」


そんな声が後ろから聞こえて振り向く。

そこに居たのは、いつぞやのコンビニ袋をくれた女の人。


「あ!その節はすみません。お世話になりました!」


頭を下げる。


「そんなっ。当然の事をしただけですよ!頭を上げてください。」


そう言われ頭を上げれば、困ったように眉が下がった顔をした女の人が居た。