「服だけでなく、メイクや髪とか、あと小さなステージみたいな場所を作って歩く。って言うのだと、もっとお客様が来るかなって思います。」


着こなし方だけだと、なんだかもの足りない。

かと言って、メイクや髪をしてもらって

はい。ありがとうございました。

じゃあ、モデルの体験をしたなって思えない。


「本格的じゃなくて、形だけでも、モデルはこういう事しますよってやった方が私的には嬉しいです。」


「そうですか。」


うんうん。頷きながらメモを取りながら聞いてくれた松伏さん。

何か考える素振りをしてから、大我の所に書類を持って行った。