「あぁ。沙亜羅ちゃん、幸せになるんだよっ。」


頷きながら何度も幸せになるんだよって繰り返し言ってた。



「疲れたか?」


披露宴とか諸々終わり、今は家に帰ってます。


「少しね。けど、幸せ。」


左手の薬指にある指輪を撫でながら、呟けば


「あぁ。俺もだ。」


って骨格を上げた大我。


「それと、7月には旅行行くから、どこ行きたいか決めとけ。」

「………う…ん?」


眠気に堪えられなくてそのまま寝てしまった。