思った事をそのまま伝えた。

感動出来るような事は言ってないのに、紗柚奈ちゃんの目に涙が溜まってる。


「おじさん。

おじさんとは、紗柚奈ちゃん以上に沢山の事があったよね。
何度もおじさんから逃げだそう。って思った。けど、それは出来なかった。

ここまで育ててくれたし、何よりおじさんが好きだったから。
いつか、昔のおじさんになってくれるって信じてた。

もう、一緒に暮らす事はないかもしれないけど、これからは色々おじさんに頼る事があるかもしれないから、よろしくね。」


涙を流したおじさん。

紗柚奈ちゃんがハンカチを渡していた。