「それ以外誰が居るのよ。」

って言って笑う紗柚奈ちゃん。

深呼吸してから


「まず、紗柚奈ちゃん。

私が紗柚奈ちゃんにしてしまった事。本当にごめんなさい。」

深く頭を下げる。


「許して…。なんて言わない。
けど、今の私が居るのはあの事があったからだって思う。紗柚奈ちゃんからしたら、そんな訳って思うかもしれない。

それでも、私には必要だった階段だと思うんだ。

こんな酷い事を言う妹でごめん。

紗柚奈ちゃんが、私を嫌いって、本当は思っていても、私は大好き。

世界でたった1人の私のお姉ちゃんだから。

今まで、色々ありがとう。そして、これからもよろしくね。」