披露宴


ざわざわとしてる会場。


「お色直し沢山選んだのね…。」


私は呆れています。


「いや…悪い…。」


色んな沙亜羅が見たかったって言われたら、もう、ね。

「っ!!」


赤くなるしかなかった。

そんな子犬みたいな目で見ないで欲しい…。

なんでも許してしまう。


「まぁ…着る…けど。」


って言ってら、大我の顔が"パァ"

ってなった。

お色直しの衣装も全部私好みだし

選ぶのスッゴく迷ってくれてそうだったから、そう思ったら嬉しく
てたまらなかった。