[続]星に願う

躊躇って居たらきっと私は首まで海に浸かっていたと思う。

「そうなんですか…。」


「はい。私彼が初恋だったんです。だから、それまで愛って知りませんでした。母の愛も父の愛も。

けど、彼に会った事で分かるようになりました。

だからきっとあなたにも、そんな出会いがありますよ!」


笑って伝えれば


「そうですよね。頑張ります!」


って笑ってた。


「終わりました。目を開けてみてください。」


目を開ければ、自分じゃない自分が居た。