[続]星に願う

「新郎様。お着替えお願い致します。」


「あぁ、はい。」


そう言えば顔を赤くした係の奴。

ちっ。ウゼェ。

俺が選んだのは、白のタキシード

俺がって言ったけど、実際選んだのはお袋。

お袋と沙亜羅のウェディングドレスを選ぶ時に


「沙亜羅ちゃんはこれが良いわ!大我は、白のタキシードかしらねぇ。」


って言いながら、タキシードを俺に当てた。


「えぇ。やっぱりこれね!」

って言った事によって白になった


「似合ってるじゃねーか。馬鹿息子。」


少し目に涙が溜まってるのには、気づかない振りをした。