「……私も。」


そう呟けば抱きしめる腕に力を込められた。

大我の髪がくすぐったい。

「ご飯出来るから着替えてきたら?」


少しの間黙り込んだ大我。

「そうする。」


って言って離れた時に、言った事を後悔した。

ぬくもりが無くなって寂しい。

キッチンから出て行く背中に


「早く来てね。」


って呟いた。
驚いたように振り向いた大我。

私の顔を見て


「んな顔すんな。すぐ来る。」

頬を緩めた。

そんな顔って…?
どんな顔してたんだろ?

そんな事が頭を巡ってる間に大我がまた、キッチンに入って来た。