「ヤッベェ。こんなにハシャイだのいつぶりだ?」


降りながら言う達哉。
咲良と三鈴はまだ帰って来ない。


「高校かな?」


顔を見合せて笑う。


「「青春!」」


家族でも、こんなに笑い合った事無いかもしれない。

いや、無いに等しい。


「はー。咲良達待つか。」


ひとしきり笑って、近くにあったベンチに腰を下ろした。


「なぁ、沙亜。」


「んー?」


「大我さんとは仲良くやってんのか?」


唐突な質問に驚く。
達哉の顔を見たら真剣で、心配してくれてる事が分かる。