「もう少し待ってくれないか?後、1週間。」


大我の顔は真剣で、頷くしかなかった。

"ほっ"としたような顔になった大我。

そんな顔に愛しさが込み上げて来て、私は精一杯背を伸ばした。

"ちゅっ"

触れるだけのキスをしてゆっくり離れた。

繋がれてる手は驚いたのか、力が入っていない。

顔を見れば、真っ赤にして固まっていた。

そんな大我が面白くて、笑ってしまった。

我に返ったのか


「笑うな。」


って言いながら、私の頭をくしゃくしゃにした。