「大丈夫。大我が離れたいって言っても、私は離さない。」


少し体を離して、大我に微笑んだ


「あぁ。俺もそうする。」


そう言って2人で笑い合った。


「帰ろう。私達の家に。」


「だな。」


手を繋いで立ち上がった。
そこでふと思い出す。
大我が避けていた理由を聞いてない。

そう思って


「ねぇ、何で避けてたの?」

思いきって聞いてみた。
黙る大我。


「言えないならもう良いよ。」


手を離そうとしたら


「違っ!!」


"ぎゅっ"と手に力を込めた大我。