[続]星に願う

遠くからバイクの音が聞こえる。

このマフラー音は、大我だ。
鼓動が速くなる。


「来たみたいだな。」


架瑞が小さな声で呟いた。それに頷く。


「どうする?」


質問の意味が分からなくて、首を傾げる。


「この距離ならまだ、お前を連れだせる。」


架瑞の顔は物凄い真剣だ。

連れて行ってと言ってしまいそうになる。

けど


「大丈夫。もう、逃げるのは嫌。」


散々逃げたんだ。
大我の話も聞かずに。

だから


「大我を待つよ。」


そう言って微笑んだ。