「だから、何してんの?」


軽く睨み付ける。


「お前、雷毅の…!」


そこまで言って男達は走り去って行った。


「大丈夫ですか?」


声をかけながら倒れていた男の人を起こしたら

"バシッ"

頬を殴られた。


「やれっ…ぱ…なしじゃねーんだよ!!」


馬乗りに乗っかられて、殴られる

突然の事だったから、頭がついていかない。

でも、痛みでだんだん頭がはっきりしてきて

"ガッ"


男の頬に拳を当てた。


「ぐっ!!」


って言いながら男は意識を手放していた。