「何がだよ。」


喧嘩腰の大我に苛つく。
睨み付けながら


「最近よそよそしいし、手も繋がない。話してても上の空。」


話し出したらもう止まらなかった

駄目だって思っても、もう止まらない。


「大我こそ浮気してるんでしょ?!」


目を見開いた大我。

違う意味で目を見開いたかもしれないのに、私はそれを肯定の印だと思ってしまった。


「もう良いよ!!」


家を飛び出す。
エレベーターを待ってる余裕なんて無いから、階段をかけ下りる。