「ここ、お気に入りなんですよ。」


そんな話をしながら、松伏さんとご飯を食べた。

会社に戻れば、大我が居てさっきの私みたいにただ、黙々と仕事を
していた。

ドアを開けて入っても、気づいて無いのか、無視してるのか分からないけど、何も言わなかった。

そんな大我を私も松伏さんも変に思ったけど、何も声をかけなかった。

この時、どうしたの?って聞いていたら、あんな事にはならなかったかもしれない。

そんな自分を後悔するのは、家に帰ってから…。