「ママに見て欲しかったね。優雅。」


「でもしょうがないよ亜梨架。」


わざとらしくそう言いながら通る2人には完敗。


「消す前にママ見ても良い?」


末っ子の來歌(らいか)をあやしながら2人に聞けば


「「「うん!!」」


満面の笑みで笑って、私のエプロンを引っ張る。


「目閉じててね〜?」


「だいじょぶ!亜梨架が見てる。」


「はいはい。」


目を閉じてるフリをする。
さすがに來歌を抱いて目を閉じて歩く事は出来ないからね。