「どこに行きますか?」


「どこでも良いですよ?松伏さんはどこか行きたい所ありますか?」


そう聞けば、悩む松伏さん。その姿もまた、格好良い。


「定食屋なんてどうですか?」


定食屋さんかぁ。
全然行ってないなぁ。

雨龍に居た時は自炊だったから、もしかしたら、中学生の時ぶりくらいかな?

そんな事を考えていると


「嫌ですか?」


心配そうな声が降りかかって来た


「えっ?!違いますよ!」


顔の前で手を振って否定する。


「定食屋さんなんて、下手したら中学生ぶりくらいかな?って考えてたんです。すみません。」