「なっ稚捺!それを早く言いなさい!」


「あら?言われないように気を張るんじゃなかったの?」


うん。確信。

お義母さん、これ私のために仕返ししてる。


「ヴッ!」


「沙亜羅さん食べてる?」


「うん。あのさお義母さん。」

「なぁに?」


柔らかい笑みを見せながら聞くお義母さんは綺麗だなぁとか思ってしまう私。


「沙亜羅"さん"じゃなくて良いよ?家族なんだし。」


目を見開くお義母さん。

何か変な事言ったかな?


「えっえぇ、そうね。」


そう言って嬉しそうな顔をしてるお義母さんに、それを微笑ましそ
うに見てるお義父さん。