「そうなんですか?」


「はい。」


ん?2ヶ月…7月4日…7月…


「あ――――――!!」


「ど、どうなさいました?!」

突然叫んだ私。
そのせいで、松伏さんは手に持っていた資料を落としてしまった。


「ごめんなさい!!」


慌ててそれを拾う。


「大丈夫ですよ。どうなさったのですか?」


「いえ…。」


言える訳がない。

大我の、夫の誕生日を忘れていたなんて…。

酷い妻だ…。

って言うか後3日しかないよ!!

どうしよう…。

新たな悩みが私の頭を悩ませる…