「あぁ。僕もそう思うよ紗柚ちゃん。」


苦笑いで雅紀さんも答えた。

中山葵衣に近づく雅紀さん。


立ち上がらせて


「紗柚ちゃん、煌祐くん、沙亜羅ちゃん。

本当にすまなかった。
こいつの重荷は僕も一緒に背負っていくよ。」


そう言って深く頭を下げた。


「ごめんなさい。

あなたの言ったとおり、あの時の自分が居たから、今の自分が居る
って思うわ。

許してなんて言えない。
でも、何かあればどこに居ても、すぐに来るから……。

私の償いは一生かける。誓う。」