「仕方ない?嫉妬でどうにかなりそう?

たかがそんな理由で人の人生の10年奪うなんて!

どれだけ紗柚奈ちゃんが辛い思いしたと思う?

どれだけ私がっ、不安だったと思う?

そんな事も分からないままのうのうと生きてるあなたを私は許せない!!

同じ苦しみ味わえば良いんだ!!」


こんなの全部計画にない。でも、耐えられないんだ。

幸せを奪われた事もなくのうのうと生きてるこの人を。

雅紀さんに手を振りかざす。

降り下ろそうとした時

"パシッ"


「セーフ。」


誰かが私の腕を掴んだ。