決行の日。


中山葵衣を、雨龍の倉庫から近い廃校した所に呼び出した。

"カツカツ"


ハイヒールの音が近づいてきて


「来たわよ?何か用かしら?」


相変わらず気持ち悪い笑みを浮かべていた。


「突然だけど、旦那さんがもし居なくなったらどうします?子供が居なくなったら…。」


中山葵衣の顔が歪む。


「どうするのよ…。」


蓮祐がグッタリしてる演技をした旦那さんを連れてきた。

中山葵衣の顔が蒼くなっていく。