*** 「きゃーっ。本郷君っ!」 「こっち向いてぇー」 次の日も、いつものように鳴り止まない朔への黄色い声。 今はお昼休みのこの時間。 朝じゃないのにこの有様なわけで…。 「本当凄いね、本郷君。アイドル並みじゃん」 「ねー」 食堂でこの騒ぎを見ている私と真希は、そりゃもう他人事のようにその様子を眺めてた。