「お、これ結構美味い」 色々なお店で悩んだ結果、私達が入ったのは学生のお財布に優しいパスタ屋さん。 向かいに座る朔が、頼んだペペロンチーノをパクパクと食べている。 私はというと、そんな朔をなんとなく眺めながら食べていたり。 「何見てんの?」 流石に見過ぎたのか、気付いた本人にそんなことを聞かれてしまった。