「は?どこって買い物。足りない物買わなきゃでしょ?」 「あ、あぁ…」 「ちあってバカ?」 「ち、違います!」 まさか今の話で買い物に付き合ってくれるなんて思わなかったから。 だから、バカではない。断じて。 …と、いうことで私と朔は買い物をすることになったんだけど。 「ねぇねぇ〜。それ彼女?」 「そんな子放っておいてウチらと遊ばない?」 いざデパートでこの人と並んで歩くと、朔はいろんな女の人に声をかけられていた。 最早買い物どころじゃないのが今の状態。