「…おはよ、千秋」 「…っ ⁉︎」 これは一体何のイタズラなのか。 不意に横から私への朝の挨拶の声が聞こえた。 振り向かなくたって分かる。 声からして明らかに男。 私のことを『千秋』と呼ぶ男は1人しかいない。 ─────舜だ。