そう悲しそうな表情を浮かべる夏輝。 余程佐久本を信用していたんだろう。 「姉貴には言わないでくださいね」 「あ、あぁ…」 そうして夏輝と俺は眠りについた。 *・*・*・* 「じゃ!お世話になりましたー」 次の日、夏輝は朝ごはんを食べると実家へ帰るため玄関に立った。