「いいよ、別に。ちあ、会うの久々だったんでしょ?」 「うん、そうなんだけど…」 「ならいいじゃん。俺も仲良くなってみたいしね、彼と」 それなのに、朔はそう言って笑ってくれる。 優し過ぎて、カッコよすぎて、本当になんなんだこの王子様は。 「じゃ、夏輝。ちゃんと大人しくしてるのよ?」 「へーい」 結局、朔のお言葉に甘えて夏輝を1泊させることになった。